動名詞の受動態
<前回の内容>
動名詞の完了形・否定形
前回は「動名詞の完了形」と「動名詞の否定」を説明しました。
ポイントは覚えていますか。
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(ポイント)
動名詞の完了形とは。
文の動詞よりも時制が一つ古いことを表す場合の言い方。
形:「having + 過去分詞」
動名詞の否定とは。
動名詞の動作を否定する言い方。
形:「not 〜ing」
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今回は「動名詞の受動態」の説明をします。
動名詞の受動態というのは、どんなものか?
動名詞の意味は「〜すること」ですが、これの受動態なので「〜されること」という意味になる文のことになります。英語でいうとこうなります。
「動名詞の受動態」
形:being + 過去分詞
受動態なので「be動詞 + 過去分詞」というルールがまずあります。
それに動名詞のルールがあるので、be動詞に「〜ing」をつけるという考え方です。
例文を見てください。
動名詞の受動態の例文
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「I don't like being talked to like that.」
(私はそのように話しかけられるのが好きではありません)
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「being talked to」
(話しかけられること)
「talk to 〜」は「話しかける」という意味です。
「being talked to」で「話しかけられること」となっています。
難しくはないですよね。
ここでまたまた不定詞の場合と比べてみましょう。
不定詞の受動態ではこうでした。
「不定詞の受動態」
形:to be + 過去分詞
不定詞の受動態も思い出そう
不定詞の受動態の場合も「be動詞 + 過去分詞」のルールが活きているのは当然で、そこに不定詞なので「to + 動詞の原形」というルールが合体して「to be + 過去分詞」となっていましたね。
結局ここでも
不定詞なら「to + 過去分詞」
動名詞なら「〜ing」
というところが変わるだけで、考え方は同じです。
最後にもう一つ
もう一つ例文です。
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「I remember being betraied by my friend last year.」
(私は昨年友達に裏切られたことを覚えている)
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ここでも「being betraied」が動名詞の受動態です。
「betray」は「〜を裏切る」という意味です。
また別のところでもまた説明しますが、「remember」「forget」は後ろに動名詞がくると
「過去のことを覚えている」
「過去のことを忘れる」
という意味になります。
前回説明しましたが、時制を一つ古くするときには「being + 過去分詞」としました。
しかし「remember」「forget」はそれをしなくても時制が一つ古い意味を表すので覚えておきましょう。
今回は以上です。
最後に今回の「動名詞の受動態」をまとめておきましょう。
動名詞の受動態 まとめ
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(ポイント)
動名詞の受動態とは。
動名詞のふつうの意味は「〜すること」だが、
「〜されること」となる言い方のこと。
形:「being + 過去分詞」
例文
「I don't like being talked to like that.」
(私はそのように話しかけられることが好きではありません)
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次回は動名詞の慣用表現その1を説明します。