文型の基本 第1文型
英語の形を理解するときに文型は避けて通れません。
文型という言葉は聞いたことがあると思いますが、どう見分けるのかを見ていきます。
その前に・・・
文型の説明をする前に「文の要素」の説明をしておきましょう。
文の要素とは
文の要素というのは、文を作る上で必要になる大切なものということで、次の4つがあります。
S(subject) …主語
V(verb) …動詞
O(object) …目的語
C(complement)…補語
これらの4つが文の要素です。
これ以外に「修飾語句」というのがあります。
いわゆる修飾語です。
これはM(modifier)と表しますが、5文型の文の要素には入れません。
では第1文型の文を見ていきましょう。
<第1文型> 「S+V」
例文)
- I walk fast.
- The earth goes round the sun.
- The sun rises in the east every morning.
(私は速く歩きます)
(地球は太陽の周りをまわっています)
(太陽は毎朝東から昇ります)
第1文型というと「S+V」なので短い文と考えがちですが、全然そんなことはありません。
文の要素は「S+V」。
つまり主語と動詞しか入りませんが、その代わり後ろにたっぷり修飾語句がつながることがほとんどです。
特にテストでは修飾語句がたくさんついた文が出されることが多いです。だって短い文だとすぐに分かってしまいますからね^^
ところで、長い文になっているときにどうすれば第1文型だと見分けられるのか?
上の例文で説明します。
- I walk fast.
(私は速く歩きます)
この文の最初の「I walk」が「主語・動詞」になっていることは問題ないでしょう。
問題はその後ろの「fast」がSV以外の何かになっているかどうか?ということです。
このfastは「速く」という意味ですね。
これは動詞の「walk」について“どのように歩いているのか”詳しくつけ足しで説明をしていることになります。
このような語を修飾語句といいます。
修飾語句は文の要素に入らないので、「S+V」の第1文型となります。
- The earth goes round the sun.
(地球は太陽の周りをまわっています)
次にこの文ですが、これはまた長い文ですよね。
最初の「The earth」は主語で、「goes」が動詞になることは問題ないでしょう。
その後ろの
「round the sun」
をどう考えるのか?
これはまとめて修飾語句と考えてください。
「round」は「〜の周りを」という意味の前置詞です。
『前置詞から後ろは基本的に修飾語句』
このように覚えておくと判断しやすくなります。
ここでも「round」が前置詞なので、
その後ろは全部修飾語句と考えれば、「SV」しかない第1文型と分かります。
- The sun rises in the east every morning.
(太陽は毎朝東から昇ります)
これも同じです。
「The sun」…S
「rises」 …V
この後ろに何がありますか?
「in」という前置詞がありますね。
ということは、「in the east every morning」はすべて修飾語句と考えられますね。
つまりこの長い文も第1文型と判断できます。
<第1文型 まとめ>
形 :「S+V」
※前置詞から後ろは修飾語句になる。
次は第2文型