目的語が出てきます。 第3文型
第3文型の理解
<第3文型> 「S+V+O(〜を)」
例文)
- 「I know you very well.」
- 「I know that he has lived near here.」
- 「You wanted to be a teacher.」
- 「He likes to take a bath for a long time.」
(私はあなたをとてもよく知っています)
(私は彼がこのあたりに住んでいることを知っています)
(あなたは先生になりたかった)
(彼は長い時間お風呂に入るのが好きです)
では第3文型の説明をしていきます。
第3文型の形は「S+V+O」となります。
「O」というのは目的語ですが、ここでは「〜を」という意味になります。
「I know you very well.」
(私はあなたをとてもよく知っています)
例文でも分かると思いますが、
「S」→「I」
「V」→「know」
「O」→ 「you」
こうなっていて、最後の「very well」は修飾語句になります。
「I know you」で「私はあなたを知っています」となることは理解できるでしょう。
次の例文を見て下さい。
that節以下が目的語になる場合
「I know that he has lived near here.」
(私は彼がこのあたりに住んでいることを知っています)
これを文の要素に分類すると次のようになります。
「S」→「I」
「V」→「know」
「O」→「that he has lived near here」
「O」の部分が恐ろしく長いですね(笑)
ここの部分を少し説明します。
まずは「that」ですが、これは接続詞のthatです。
接続詞のthatは覚えていますか?
「that+S+V」という形になって、「SがVするということを」となりました。
この例文では「彼がこのあたりに住んでいるということを」となります。
この接続詞のthatから後ろが全部まとめて「〜を」となっているので、目的語の「O」になると考えます。
「You wanted to be a teacher.」
(あなたは先生になりたかった)
→(先生になることを欲した)
この例文ではこうなります。
「S」…「You」
「V」…「wanted」
「O」…「to be a teacher」
日本語訳では「先生になりたかった」と訳しますが、直訳だと「先生になることを」「欲した」と分けることができます。
このように考えて「to be a teacher」が目的語の「O」になっていると考えられます。
「He likes to take a bath for a long time.」
(彼は長い時間お風呂に入るのが好きです)
→(お風呂に入ることを好む)
最後の例文でも同じように考えます。
「S」…「He」
「V」…「likes」
「O」…「to take a bath for a long time」
これも日本語訳では「お風呂に入るのが好き」と訳しますが、直訳だと「お風呂に入ることを」「好む」と考えられます。
こう考えると「to以下」が「〜を」になるので目的語になっていると分かりますね。
OとCで迷ったとき
そして最後に、
第3文型の「O」は「〜を」という意味になることから判断は難しくないと思います。
しかしそれでも
「これってOかな? それともCかな?」
と迷うようだったら第2文型の判断のときに説明した「be動詞におきかえる」ということを試してみると良いでしょう。
「I know you.」
これは「S+V+O」の第3文型ですが、最後の「you」をもしかして「C」かな?
と思ったら「know」をbe動詞の「am」に変えてみます。
すると、
「I am you.」
(私はあなたです)
「私はあなたです」なんて変な文ですよね。
このように考えても「you」は補語ではなく目的語だと判断できます。(このようにbe動詞におきかえておかしくなければCでした)
ただそこまで考えなくても分かりますね^^
ということで第3文型の説明はここまでにします。
<第3文型 まとめ>
「S+V+O(〜を)」
※第3文型のOは「〜を」の意味になります。
※Cと迷ったら動詞をbe動詞に変えてみる。
(意味がおかしければO)
次は第4文型