<前回の内容>
分詞の叙述用法 目的格補語 主語+動詞+目的語+分詞
前回は「SVOCのCに分詞が使われる場合」の説明をしました。
ポイントはこうでしたね。
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(ポイント)
「主語 + 動詞 + 目的語 + “分詞”として使う場合」
「SVOC」となるので「O=C」に注目する。
↓
「O」=「C」の場合「be動詞でつなぐ」と分かりやすくなる。
↓
「I heard someone calling my name.」
(私は誰かが私の名前を呼んでいるのを聞きました)
→「O」(someone)、「C」(calling)
「Someone is calling.」
(誰かが呼んでいる)
この関係がある。
また、「called」ではなく「calling」になる理由も分かるはず。
「誰か」が「呼ぶ」という動作をしている能動の関係にあるから。
逆に…、
「I heard my name called by someone.」
(私は誰かに私の名前を呼ばれているのを聞いた)
この文では「called」が使われている。
これは「my name」が誰かに「呼ばれている」という受動の関係だ
から。
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今回は分詞の慣用表現を見ていきます。
前回とは違ってそれほど頭を使わなくても済むので気軽に見てください。
分詞を含んだ慣用表現
1.go 〜ing
(〜しに行く)
「We went camping last summer.」
(私たちは昨年の夏にキャンプに行きました)
よく「go to 〜ing」としてしまう間違いを目にするので気をつけ
ましょう。
「go shopping」
(買い物に行く)
「go fishing」
(釣りに行く)
「go skiing」
(スキーに行く)など。
2.be busy (in) 〜ing
(〜するのに忙しい)
「He was busy preparing for the party the next month.」
(彼は翌月のパーティーの準備で忙しかった)
この「be busy 〜ing」は元々「be busy in 〜ing」という形でし
た。「in 〜ing」というのは「〜するときに、〜する際に」という
意味ですが、この前置詞が省略されて使われるようになりました。
3.have some difficulty (in) 〜ing
(〜するのに苦労する)
「I had some difficulty finishing my homework then.」
(私はそのとき宿題を終わらせるのに苦労しました)
「You'll have some difficulty in carrying out the plan.」
(あなたはその計画を実行するのに苦労するだろう)
4.spend time (in) 〜ing
(〜するのに時間を費やす)
「He spent a lot of time figuring out the crossword puzzle.」
(彼はそのクロスワードを解くのにたくさんの時間を費やしました)
「I want to spend time doing things that I want to do.
(私はやりたいことをして過ごしたい)
「They each spend their time doing different things.」
(彼らはそれぞれ違ったことをして時間を過ごします)
「I spend most of time working at home.」
(私はほとんどの時間を家で仕事をして過ごします)
「I spend more time playing games than studying.」
(私は勉強よりゲームをして過ごしています)
今回は以上です。
できるだけ例文を頭に入れながら覚えていくと良いですよ^^
次回は分詞構文の基本の解説をします