関係代名詞のwhatとは
<前回の内容>
関係代名詞の基本と前置詞 + 関係代名詞
前回は「関係代名詞の基本と前置詞 + 関係代名詞」の説明をしました。
ポイントを確認して下さい。
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<ポイント>
「前置詞 + 関係代名詞」
文の最後に前置詞が来るときは、関係代名詞の前に持ってくることができる。
「This is the place which I have wanted to go to.」
=「This is the place to which I have wanted to go.」
ただし関係代名詞の「that」を使った時は「to that」とはできな
い。
○「This is the place that I have wanted to go to.」
×「This is the place to that I have wanted to go.」
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今回は「関係代名詞のwhat」の説明をします。
「what」と言ったら「何」という意味ですよね。
もちろんその使い方もありますが、それは「疑問詞」として使った場合です。ここでは関係代名詞として使う場合の説明をしていきます。
今回の内容はそれほど難しいものではないので安心してください。
関係代名詞のwhatの使い方
<関係代名詞のwhat>
「関係代名詞のwhat」
→「the thing(s) that」と書きかえられる。
日本語訳:「〜こと、もの」
※特徴は先行詞を含んだ関係代名詞だということ。
関係代名詞の「what」は「the thing(s) that」と書きかえられます。
「thing(単数)」か「things(複数)」で使い分けます。
また関係代名詞の「that」は「which」でも良いです。
ところで、「thing」というのは「こと、もの」という意味でしたね。
ですからこの関係代名詞の「what」も「こと、もの」と訳します。次の例文を見てください。
関係代名詞のwhatの例文
例1)
「This is what I want to buy.」
(これは私が買いたいものです)
この例文の「what」が関係代名詞です。
この文を次のように区切って見てみましょう。
「This is」
(これは…です)
「what I want to buy」
(私が買いたい)
となります。
ここで分かることは、
1.「what」を「もの」と訳している。
2.「what」という関係代名詞の前に先行詞はない。
ということです。
1番の「もの」と訳していることは良いですね。
2番の「what」の前に先行詞がないというのも、関係代名詞の「what」は先行詞の「the thing(s)」を含んでいるからです。
慣れてしまえばとても簡単になるのですが、初めはとっつきにくいかもしれません。
では次に一つ問題を見てください。
関係代名詞のwhatの問題はこんな感じです!
次のカッコにあてはまる関係代名詞を下の選択肢から選びなさい。
I couldn't perfectly understand ( ) he said.
ア)which
イ)whose
ウ)that
エ)what
こんな問題があったとします。
この問題に日本語訳はありませんが、あることに気づけばアッという間に分かります。それは
「先行詞がない!」
ということです。
先行詞になれるのは「普通名詞」です。
カッコに関係代名詞が入るので、その前を見ます。
すると「understand」という「動詞」がきています。
これは先行詞ではないですね。
そうなると、
「先行詞がなくても使える関係代名詞は…?」
と考えて、先行詞を含んでいる「what」が正解と判断します。
「I couldn't perfectly understand ( what ) he said.」
(私は彼が言ったことを完璧には理解できませんでした)
ということで、今回は関係代名詞の「what」の説明をしました。
最後にポイントを確認して終わりにしましょう。
関係代名詞のwhatまとめ
<ポイント>
「関係代名詞のwhat」
→「the thing(s) that」と書きかえられる。
日本語訳:「〜こと、もの」
※特徴は先行詞を含んだ関係代名詞だということ。
「This is what I want to buy.」
(これは私が買いたいものです)
「I couldn't perfectly understand what he said.」
(私は彼が言ったことを完璧には理解できませんでした)
次回は関係代名詞の継続用法(非制限用法)の説明をしていきます。