補語って何? 第2文型
前回は第1文型の形と、修飾語句の見分け方の説明をしました。
ここでは第2文型の説明をしていきます。
第2文型の理解
<第2文型> 「S+V+C」
例文)
- 「She became a doctor.」
- 「Your mother looks busy.」
(彼女は医者になりました)
(あなたのお母さんは忙しそうです)
第2文型に出てくる「C」というのは「補語」といいます。
補語のCは後に第5文型でも出てきますが、それと区別するために特に第2文型の補語を主格補語と言ったりします。
特徴は「S=C」になるということです。
例文で見てみましょう。
「She became a doctor.」
(彼女は医者になりました)
↓
「She = doctor」
(彼女=医者)
別の例文です。
「Your mother looks busy.」
(あなたのお母さんは忙しそうです)
↓
「Your mother = busy」
(あなたのお母さん=忙しい)
こういうことが言えます。
このように第2文型に出てくる補語(C)の特徴は、
「主語とイコールになる関係」
ということが言えます。
…と、ここまで説明しましたが、
いざ問題を解いてみようとするとよく分からないということがあります。
そこでもう一つ判断の仕方を説明しす。
補語のCを見つけるもう一つの考え方
第2文型の特徴は「S=C」になるといいました。
ということは、第2文型で使われている動詞を「be動詞」に置きかえてみても意味が通じるはずです。
なぜならbe動詞は「〜です」という意味なので前と後ろがイコールに結んでいるからです。例文で見ると理解できるでしょう。
「He is a student.」
(彼は学生です)
※「彼=学生」
上の例文を見れば分かりますね。
be動詞は前にある主語と後ろにある語(これが補語)をイコールの関係で結ぶ単語なのです。
では初めに挙げた例文の動詞をそれぞれbe動詞に変えてみましょう。
「She became a doctor.」
(彼女は医者になりました)
↓
「She is a doctor.」
(彼女は医者です)
※内容はおかしくなっていません。
be動詞の時制はここでは深く考えずにいきます。
初めの文が「彼女は医者になりました」でしたが、動詞をbe動詞に変えたものは「彼女は医者です」となります。
この2つは大体同じことを言っていませんか?
また文自体がおかしくはないですよね?
もう一つの例文でも試してみましょう。
「Your mother looks busy.」
(あなたのお母さんは忙しそうです)
↓
「Your mother is busy.」
(あなたのお母さんは忙しいです)
※内容はおかしくなっていません。
この例文でもおかしな意味になっていませんね。
このように「補語(C)」になっている第2文型の場合は、be動詞に置きかえても意味が通じるのが特徴です。
第2文型は「S+V+C」という形になりますが、補語の「C」の見分け方は分かったでしょうか?
これで第2文型の説明は終わりにします。
<第2文型 まとめ>
形 :「S+V+C」
特徴:「S=C」になる。
※動詞をbe動詞に置きかえても意味が通る。
それでは次に第3文型を見ていきましょう。
次は第3文型